食育コラム〜海外での食生活〜

皆さんこんにちは。

コスモスファミリークリニックレオン院の箕野でございます。

クリニックでは主に通訳をしておりますが、日本では栄養士の資格も持っておりますので、これから栄養士としてもブログの方に食育コラムを載せさせていただければと思います。

第一回目の今回は海外でよくあるお腹のトラブル、下痢と便秘についてお伝えします。

早速ですが、皆さんは日本から海外へ仕事や旅行で行かれた際に、食べ物が変わって体調を崩したり、お腹が痛くなったりした経験はおありではないでしょうか?

当院でも下痢の症状でいらっしゃる患者様は非常に多い印象があります。

食生活で気を付けるべきことは?

私の場合は屋台での食事はできるだけ控えるようにしております。

そうは言っても屋台の食事は安くて美味しいですし、なかなかゼロにするのは難しいですよね。まずは現地の人などの口コミから情報収拾してみましょう。屋台の中にも衛生面に気を付けている店もございます。

店によっては簡易の手洗い設備が付いているところや、消毒用のジェルを置いているところなど、店主の気配りが出来ているところを選ぶようにすることも大切でしょう。

また、自炊時に野菜や果物など加熱せずに食べる際はまずはしっかりと水洗いをして、水の中に浸けてその後MICRODYNなどの消毒液を数的滴らして10分ほど置いておきます。

このようにしてしっかりと生の食材は除菌して召し上がられることをお勧めいたします。

下痢になった時はどうすればいいの?

下痢の状態では食べ物および水分を経口摂取しても、腸管から適切に吸収できません。

胃腸の機能低下が考えられますので、胃腸に負担の少ない食事を心がけることが大切です。

具体的には、脂っこいもの、食物繊維の多いものはスムーズに消化ができませんので控えると良いでしょう。また、柑橘系の果物や香辛料、アルコール、カフェインも下痢の症状を助長しやすいため避けるようにしましょう。

脱水状態を避けるために、こまめに水分摂取をすることが大切です。症状が落ち着いてきたら白ご飯、うどん、豆腐、白身魚、鳥のささみなど少しずつ消化の良いものを中心に食べましょう。

便秘の時の食生活は?

代表的な便秘の原因には、水分や食物繊維の摂取不足、運動不足などにより腸の蠕動運動の減少、便意の慢性的な我慢などが挙げられます。

したがって、便秘症状の改善にはこれらの食生活の見直しが大切と言えるでしょう。

また、食物繊維には水溶性と不溶性があります。

水溶性食物繊維は果物や繊維の柔らかい野菜、ジャガイモなどのイモ類に豊富に含まれます。これらは腸内環境を整えるとともに、軟便形成を促します。

一方で不溶性食物繊維はより繊維の硬い野菜や、サツマイモ、豆類、玄米に多く含まれます。

これらは便のかさを増し、腸を刺激し蠕動運動を活発にします。

便秘の際には水溶性、不溶性とこだわらずに両方幅広く摂取することが大切でしょう。

また、腸粘膜を刺激し蠕動運動を活発化するため適度な油脂の摂取も便秘改善には効果的とされています。

さいごに

『メキシコに来てから下痢がずっと続いている』なんてことがある場合は寄生虫の存在も疑われます。

寄生虫の場合、その特徴として下痢と便秘を繰り返すなんてこともあります。

ご自分で対処せずに医師に診てもらうことが大切です。

治ったと思ったらまた下痢になったなど気になる症状がある場合は、我慢せずにぜひ当院にお問い合わせください。